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小出 薫(職業:弁護士)のブログです。 2018年1月時点で新潟県糸魚川市内に事務所がある唯一の弁護士です。 海も山も近くに迫る糸魚川の町で奮闘中です!
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Posted by 小出 薫 - 2017.06.24,Sat

6月22日で、糸魚川駅前の大規模火災発生から半年が経ちました。

半年が経って、火災に関連する報道が減ってきたと感じています。
一方で、火災のことを考えるのに疲れた方もいらっしゃるかと思います。

そのような状況で、被災地の外野にいる私の立場にできることを考えております…。
できるかぎり外野をしっかり守って、ボールが来たら受け止めて、投げ返すようにしたいのですが…。

そこで、この投稿では、主に「糸魚川ってどうなってるの?」と思ってくださってる遠くのお知り合いのみなさまに向けて、「半年」付近の報道をスクラップしました。
(Googleアラートで「糸魚川」の検索ワードで拾っているニュースが中心です。
抜粋部分は、(当然ながら)私の主観で選んでおります。)

気が向く方だけ、ご覧ください。

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【現地の様子】
◆TBS NEWS
新潟・糸魚川大火半年、復興計画は8月までに策定方針 (2017/6/22)
「被災地の再建はこれからで、市は8月までに復興計画を策定する方針です。」
「焼け跡のがれきは3月までに撤去されましたが、住宅や店舗などの再建はほとんどが手つかずで、建物の基礎部分が残されたままです。」

◆NHKニュース
糸魚川大規模火災から半年 住民の3割が戻ること断念 (2017/6/22)
「復興計画が8月に最終決定するまでの間、住宅などの再建が事実上できない状況が続くことなどから、住民の3割が元の場所に戻ることをすでに断念したことが市が行った調査でわかり、火災に強いまちづくりとにぎわいの維持をいかに両立させていくのか課題となっています。」
 
◆テレ朝news
住民3割が住宅再建断念 新潟・糸魚川大火から半年 (2017/6/22)
「生まれた時からここに住んでいた。もう75歳なので、これから再開するのもかなりの資金がいるので諦めた」。


【復興計画】
◆新潟日報モア
糸魚川大火、22日で半年 9月にも再建着手 (2017/6/22)
「復興まちづくり計画は、市の検討委員会が協議を続けている。被災地約4万平方メートルに周辺も加えた約17万平方メートルを対象とし、「大火を防ぐまちづくり」「糸魚川らしいまちなみ再生」など六つの重点プロジェクトを柱とした提言を28日に米田徹市長に報告する。市は提言を尊重して計画を策定する方針だ。」

◆新潟日報モア
県補正予算5億9500万円追加 糸魚川大火再建支援など (2017/6/21)
「県は、住宅への県産杉や県産瓦の使用を助成する「ふるさと越後の家づくり事業」について、大火の被災者への補助限度額を引き上げる。新たに6100万円を計上した。糸魚川市社会福祉協議会が生活支援相談員を配置する費用も補助する。」

◆毎日新聞
再興のかたち 糸魚川大火から半年/中 にぎわいのあるまち 町並み、観光資源に 人口減へ「身の丈」意識 /新潟 (2017/6/21)
「市内全域が過疎地域自立促進特別措置法に基づく過疎地域に指定される糸魚川は、少子高齢化と共に人口流出が深刻で、国立社会保障・人口問題研究所の試算では現在約4万4000人の人口が2060年には2万3000人に減る。計画は、そうした「身の丈」を強く意識したものだ。 」
(仙台からIターンした)「岡崎さんはUIターン者の受け入れについて、行政も熱心に取り組むなど「移住の敷居は低くなっている」と感じている。一方で「子どもがいなかったらうまくいかなかったかもしれない」とも。家の外でも「子はかすがい」。子どもを介して地域へ、ママ友へと交流範囲が広がり、溶け込んでいったという。 」


【防火・消防】
◆毎日新聞
糸魚川大火から半年/上 災害に強いまち 住民参加に戸惑い 消防活動に役割期待も /新潟 (2017/6/20)
「「(大火が)もう発生しないのではないか、と油断していたのかもしれない」。消防庁が糸魚川大火を受けて設置した「糸魚川市大規模火災を踏まえた今後の消防のあり方に関する検討会」は先月まとめた報告書で、防火意識への緩みがあったと指摘した。」
「住民に対しても「避難は的確に実施されたが、住民の消防活動は見られなかった」と総評。今後の対策として住民が自ら「水かけ等による延焼防止、飛び火警戒、早期通報などの活動を行うこと」を提言し、実践的な訓練の実施を求めている。 」

◆新潟日報モア
「飛び火」対策充実を提言 糸魚川大火教訓に 火災学会が研究会 (2017/5/20)
東京理科大の関沢愛教授(建築・都市防災)は「飛び火が次々に起き手が付けられなくなったというのが糸魚川大火の真相だ」と強調。飛び火が屋根瓦の隙間から野地板に着火した可能性を挙げ、詳細な調査と実験による防止対策を研究するべきだと提案した。

◆新潟日報モア
災害時相互応援協定を締結 糸魚川市と地区生コン協同組合 (2017/5/31)
「糸魚川市と糸魚川地区生コンクリート協同組合(松木正夫理事長)は30日、大規模火災での消火用水供給などに関する災害時相互応援協定を締結した。昨年末の糸魚川大火で、コンクリートミキサー車が消火用水の運搬に活躍したことを踏まえ、よりスムーズに協力できるよう連携を強める。」

◆新潟日報モア
飲食店の消火器 年度内に義務化 消防庁 (2017/5/20)
「糸魚川大火を受け、総務省消防庁は19日、原則として全ての飲食店に消火器の設置を義務付けるべきだとする有識者検討会の報告書を公表した。」
「本県では新潟市が条例で延べ面積100平方メートル以上の木造の店で義務付けているが、全飲食店は対象になっていない。」

◆産経ニュース
  消防庁、再発防止へ全国の消防体制見直し (2017/6/22)
「早稲田大の長谷見雄二教授(建築防災学)は「地方の消防力は弱体化しているが、短期間での改善は難しい。行政は木造密集地域の住民に火災警報器や消火器の設置を呼びかけ、素早い覚知と消火の態勢づくりを急ぐべきだ」と話す。」

◆新潟日報モア
大規模火災を想定 住民避難訓練実施 25日糸魚川、防災講演も (2017/6/21)
「午前9時からは、被災地に近い糸魚川小学校付近の市道で「住宅密集地火災想定訓練」も行う。地震発生で倒壊家屋から出火。南からの強風で延焼拡大の恐れがあるとの想定で、市消防本部や糸魚川署などが逃げ遅れの確認やけが人搬送といった手順を訓練し、確認する。」


【再建・復興・にぎわい】
◆日テレNEWS24
糸魚川火災から半年 早ければ9月から再建 (2017/6/22)
「市によると、約6割の被災者が元の場所での再建を希望していて、早ければ今年9月から住宅や店舗の再建が始まる見通し。」 

◆新潟日報モア
 復旧復興状況 知事「順調と評価」糸魚川大火から22日で半年 (2017/6/21)
「米山知事は「(まちづくりの)合意形成に関しては他人が口を挟めないことがある」と指摘。「県としての役割、希望があったら応じていきたい。期待を持って合意形成を見守る」との姿勢を示した。」
 「広域防災体制の在り方に関して「それぞれの(関係する)県と協議している」とした上で、「防火対策は要望として国に上げている。きちんとした制度を整えるのは時間がかかること。国も問題点は認識していると思う」と述べた。」

◆日本経済新聞
糸魚川大火半年 老舗そば店、年内の再開目指す (2017/6/22)
「この土地でもう一度やりたい。歴史あるかつての店舗に近づけるよう頑張りたい」と意気込んでいる。」
「心の支えとなったのは、地域で働く人々の復興への熱意だった。「ここで仕事を続けたい」と考えている人が多かった。「自分も第二のそば屋人生を始めてみよう」。前向きな気持ちになった。」

◆産経ニュース
加賀の井酒造再建 節目の半年「もう一度ここで」 (2017/6/22)
「今は新しい蔵をどう造るかで頭がいっぱいです。説明会の前は実際に受け入れてもらえるかどうか分からず不安でしたが、ほぼ全面的に「頑張れよ」という感じだったので、かなりホッとしました。」
「資金面は並行して準備しています。これだけ多くの人が大変な思いをしている中で、うちだけを支援していただくような傾斜配分は、してはいけないこと。国のある補助金は既存の建物を変更することが前提となるので、既存の建物が失われている今回の場合、この補助金の枠組みが適用されるのか何ともいえない。

◆新潟日報モア
にぎわいのあるまち目指し新規出店 糸魚川大火、22日で半年 (2017/6/22)
「昨年、本町で出店しようと店舗を決めた。」
「開業できるか不安もあったが、「まちの皆さんが復興へ頑張る中、自分も力になりたいと思った」。」
「市によると21日現在、被災した56事業所のうち41事業所が仮設店舗や元の店舗などで営業を再開したほか、新たに出店した店もあるという。」
「にぎわいのあるまちとして復興するには、施設整備だけでなく現場で働く人の活力が欠かせない。」

 ◆日本経済新聞
ネット資金調達で支援 糸魚川信用組合 黒石孝理事長 (2017/6/22)
「資金繰りを助ける再建支援資金を設け、総額で5000万円ほど融資した。被災者を回ったところ、前向きな人が多く、廃業した人が意外と少なかったのは良かった。」

【コミュニティ・癒し】
◆新潟日報モア
被災のご近所 おしゃべり楽しむ 糸魚川「おひさしぶり昼食会」 (2017/5/26)
「大火から時間がたった今も、思い出すことがある。そういった思いを語り合うことができてよかった」

◆糸魚川タイムス 
大火被災者を招待 糸魚川LCが温泉と料理でもてなし (2017/5/17)
「糸魚川ライオンズクラブ(清水直樹会長)は14日と16日、糸魚川市大平の焼山温泉清風館で糸魚川大火被災者を温泉と懐石弁当でもてなす「こころの癒し」を行った。」


  【共同住宅】
◆産経新聞
【糸魚川大火から半年】まちづくり計画着々と にぎわい創出など課題も (2017/6/21、上掲)
「にぎわいづくりだけでなく、被災住民に賛同者が少ない共同住宅の建設計画に理解を得られるかといった課題も抱える。」

◆毎日新聞
再興のかたち 糸魚川大火から半年/下 住み続けられるまち 共同住宅、思い揺れ 集えるか、幅広い世代/新潟 (2017/6/22)
「思い出の詰まった家は昨年12月の大火で失った。庭で野菜や花を育て、おかずを作り過ぎれば近所におすそ分けする。隣近所と適度な距離感が取れる戸建ての生活を気に入っていた。」
「その一方で「年とともに、草取りや雪かきがつらくなってきた」。日本海が近く、潮による家の傷みも早い。娘2人は東京と埼玉で暮らしており、糸魚川に戻る予定はない。」
(視察で)「「共同住宅のイメージは好転した」と認めつつ、入居するかは「まだ、迷っている」。別の女性は「やっぱり壁1枚を隔てた生活は……」と揺れる思いを語ってみせた。」


【大規模駐車場】
◆産経新聞
【糸魚川大火から半年】まちづくり計画着々と にぎわい創出など課題も (2017/6/21、上掲)
(住民説明会で)「「提言書案の中には大規模駐車場がなく、にぎわいをこれで生み出せるのか」といった厳しい指摘も。米田市長は「大きな施設は面積を要するため難しく、事業者らと連携を図って今ある魅力を生かし、にぎわいを取り戻したい」と述べ、市建設課の担当者は「土地の譲渡が確定しておらず、地権者と合意できれば検討したい」とした。」


【学び】
◆荘内日報社
酒田大火の復興に学ぶ 糸魚川市の区長ら視察 (2017/6/22)
「酒田大火の復興について▽被災2日後には復興計画の概要ができた▽将来の交通量の増加や防災対策などのため被災者が土地を供出し合い、平均減歩率は約12%になった▽居住と商売を分け、商店街に住む人が減ったことが、その後の中心市街地空洞化に拍車を掛けた―など説明を聞いた。」

◆YOMIURI ONLINE
糸魚川市の区長ら 大火からの復興学ぶ…酒田で (2017/6/21)
「酒田市の職員が酒田での実例を挙げながら、「水分の多い樹木を延焼を防ぐ『防火樹』として設置している」「復興住宅と地元商店街が離れた位置にあると街のにぎわいが失われる可能性がある」などと説明。」

◆河北新報
<酒田大火>再建した街 糸魚川の住民が視察 (2017/6/21)
「116世帯のうち半数以上が被災した大町区の斎藤伸一区長(67)は「閉店した商店が想像より多かった。火災に強い街にするとともに、20年後、30年後を見据え、人が行き交う街づくりをしたい」と語った。」

◆新潟日報モア
雁木の良さから街づくり探る 糸魚川大火被災者ら上越・高田視察 (2017/6/7)
「糸魚川市と同市商店街は、まちづくりに関するルールづくりや合意形成を目指し、5月から勉強会を開いている。市は本町通り沿いの再建について「準耐火建築物」で統一し、雁木を造ることを提案している。」


【記憶】
◆毎日新聞
HPで後世に 市が作成方針 半年迎え、復興の歩みも/新潟 (2017/6/23)
「糸魚川市は大火に関連した専用ホームページ(HP)を作成する方針を明らかにした。」
「市は「大火について過去、現在、未来にわたってイメージできるHPにしたい」としている。」
「大火に遭った町並みの焼失前後の姿を見比べられるようにするほか、報道各社が大火の際、撮影した映像や写真を購入して多角的に示す方針。」

◆産経新聞
【糸魚川大火から半年】まちづくり計画着々と にぎわい創出など課題も (2017/6/21)
「提言書案に盛り込まれた大火の記憶を引き継ぐ施設の整備をめぐり、戸惑う声も上がった。参加者からは「真っ赤に燃える炎は二度と見たくない」と拒否反応があり、米田市長は「大火の記憶を留め、しっかり後世に伝えることが重要」と理解を求めた。」


【様々な取り組み】
 ◆産経ニュース
新潟・糸魚川復興 一歩ずつ前へ 塾経営者「教育で盛り上げていく」 (2017/6/23)
「以前よりも増えた塾生を指導し「糸魚川を教育で盛り上げていきたい」と前を向く。」
「「子供たちの学力を向上させることで、未来の選択肢の幅が広がる。将来、教え子が何らかの形で糸魚川に貢献してくれればうれしい」。」

◆日テレニュース24
糸魚川大火から半年 商店街に花を飾る(新潟県) (2017/6/22)
「商店街では22日、60個の花のプランターが並べられた。これは、糸魚川小学校の児童が、被害にあった商店街を元気づけようと育ててきた花だ。」

◆新潟日報モア
糸魚川大火から半年 児童の花彩る 本町通りにプランター設置 (2017/6/22)
「5年生は15分ほどかけて運び、代表が水やりのお願いをすると、作業を見守った付近の住民は「花を大切にします」などと応じた。鈴鹿彩乃さん(11)は「糸魚川が明るく元気になったらいい」と笑顔だった。」

◆新潟日報モア
「おまんた祭り」開催決まる 糸魚川 7月29日 (2017/6/22)
「会場は昨年末の糸魚川大火の被災地で、開催できるか懸念もあったが、祭りを開くことで大火からの復興を祈願し、市民の交流やふれあいを強めていくこととした。」

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プロフィール
HN:
小出 薫
性別:
男性
職業:
弁護士
趣味:
①演劇を見ること。②知らない場所を歩くこと(地図を見ながらでも、地図を見ないようにしながらでも楽しい)。
自己紹介:
◆所属するグループ:
新潟県弁護士会
新潟トラブルシューター(TS)ネットワーク
薬害肝炎(C型肝炎)東京弁護団
HPVワクチン薬害訴訟弁護団
介護保険勉強会、日本社会保障法学会

◆出身:
一橋大学法科大学院
ニューヨーク州立大学大学院Stonybrook校
(公共政策プログラム)
京都大学農学部森林科学科
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