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小出 薫(職業:弁護士)のブログです。 2018年1月時点で新潟県糸魚川市内に事務所がある唯一の弁護士です。 海も山も近くに迫る糸魚川の町で奮闘中です!
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Posted by 小出 薫 - 2018.01.03,Wed

普段、よくご相談を受ける”時効”について、
連載中です!

第2回目は「消滅時効がスタートするタイミング」です。


◆時効の種類(前回記事より)

前回の記事「時効とは? ①時効の種類」の中で、時効には

①権利が消える「消滅時効」と

②権利を得られる「取得時効」とがあることを確認しました。


◆いつから権利が消えるの?

今回のテーマは、消滅時効について、

権利が消える期間は、どのタイミングからカウントするか

ということです。


このタイミングのことを、専門的には「起算点」と呼びます。


◆起算点は「権利を行使することができる時

ここで、時効制度のルールが定めてある、

民法166条を見てみましょう。

→ 民法166条の条文はこちら


民法166条には、

「消滅時効は、権利を行使することができる時から進行する。」

と書いてあります。


この「権利を行使することができる時」とは、

具体的にいつのことなのでしょうか?


たとえば、Aさんが、

1月1日にBさんへ10万円を貸したとします。

このとき、二人の間で「6月30日までに返す」と約束したら、

Aさんは、6月30日までは、

Bさんに「10万円をいま返してくれ」とは言えません


Aさんは、Bさんが6月30日までにお金を返さなければ、

7月1日からは、堂々と「10万円をいま返してくれ」と

言えるようになります。


つまり、この例では、

7月1日午前0時0分からが「権利を行使することができる時」

となるわけです。

7月1日が時効の起算点、となります。


一般的に、お金を払ってもらう権利については、

消滅時効の起算点は、期限の次の日(の午前0時0分)、

と考えて良いでしょう。


◆まとめると…

消滅時効がスタートするタイミング(起算点)は、

権利を行使することができる時」、

期限の次の日から消滅時効がスタートする、

というわけです。


そうすると…

期限が決まっていなかったら、起算点はいつになる?

起算点からどのくらいの時間が経ったら消滅時効が成立する?

という疑問が湧いてきます。

次回に続きます。

 (つづく)

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プロフィール
HN:
小出 薫
性別:
男性
職業:
弁護士
趣味:
①演劇を見ること。②知らない場所を歩くこと(地図を見ながらでも、地図を見ないようにしながらでも楽しい)。
自己紹介:
◆所属するグループ:
新潟県弁護士会
新潟トラブルシューター(TS)ネットワーク
薬害肝炎(C型肝炎)東京弁護団
HPVワクチン薬害訴訟弁護団
介護保険勉強会、日本社会保障法学会

◆出身:
一橋大学法科大学院
ニューヨーク州立大学大学院Stonybrook校
(公共政策プログラム)
京都大学農学部森林科学科
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