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小出 薫(職業:弁護士)のブログです。 2018年1月時点で新潟県糸魚川市内に事務所がある唯一の弁護士です。 海も山も近くに迫る糸魚川の町で奮闘中です!
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Posted by - 2024.04.25,Thu
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Posted by 小出 薫 - 2016.03.20,Sun

◆「トラブルシューター」とは

「トラブルシューター」、直訳すると問題を解決する人という意味です。

いま、知的障がいや発達障がいのある方が遭うトラブルの解決を支援する活動が全国的に広まりつつあり、新潟でも活動中です。
今日が3回目の勉強会、前回より小さめの規模で、議論しました。

 


◆「ある時は探偵、ある時は親兄弟、ある時は福祉タクシー」

前半は、新潟県地域生活定着支援センターの國兼センター長から、

「『定着支援センター的対応』のススメ」と題してお話いただきました。
出所後の支援、いわゆる「フォローアップ」についてです。

 


「ある時は探偵、ある時は親兄弟、ある時は福祉タクシー」(ちょっと省略していますが)というフレーズが記憶に残ります。
刑務所を出た後、地域生活を続けるために必要なことって本当に幅広い!と思います。
定着さんが、そのニーズのどの範囲までを担うことが期待されているか、が、その先の問題としてあるのだなと分かりました。

◆受刑と障害年金

受刑と障害年金の問題は、奥が深いことも感じました。

障害年金は、受刑中は給付が止まりますが、その前提として刑務所に入ったことを届け出ることになっています。
身体障がいや精神障がいについては、医師等の面談を定期的に受ける必要があるため、
刑務所に入ったことが年金機構にも知れます。


これに対して、知的障がいについては、現況届が誰かに代筆されて提出されると、それ以上確認が行われません。

その結果、受刑中も誰かに年金を受け取られてしまうことがままあるようです。

そして、出所後に年金機構から、
「受給すべきでなかった年金を受給したのだから、今後の年金から天引きして返してもらう」と言われる事態が発生……。
刑務所に入った時の年金手続、力を入れて支援が必要ですね。
定着さんも、刑務所へ働きかけておられるようです。
プログラム、作りましょう!

◆ある刑事事件を題材にグループワーク

私もお話させていただく時間をもらって、
過去に取り組んだ刑事事件をモチーフに、グループワークもしました。


ご参加のみなさま、ありがとうございました。
勉強会、深めていきますので、みなさまぜひご参加ください。

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プロフィール
HN:
小出 薫
性別:
男性
職業:
弁護士
趣味:
①演劇を見ること。②知らない場所を歩くこと(地図を見ながらでも、地図を見ないようにしながらでも楽しい)。
自己紹介:
◆所属するグループ:
新潟県弁護士会
新潟トラブルシューター(TS)ネットワーク
薬害肝炎(C型肝炎)東京弁護団
HPVワクチン薬害訴訟弁護団
介護保険勉強会、日本社会保障法学会

◆出身:
一橋大学法科大学院
ニューヨーク州立大学大学院Stonybrook校
(公共政策プログラム)
京都大学農学部森林科学科
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